第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置は、表示、局所排気装置、作業環境測定、健康診断など幅広い内容が繰り返し出題されています。ここでは、実際の過去問で出題された文章をテーマ別に整理しています。
出題パターン解析
法令の細かな数値や措置内容が、そのまま正誤問題として出題されることが多い分野です。過去問で問われたポイントごとに整理して確認していきましょう。
屋内作業場において、第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置
適合しているものを「」、違反しているものを「」で示しています。
区分表示
- 有機溶剤等の区分の色分けによる表示を黄色で行う。
応急処置
- 労働者が有機溶剤を多量に吸入したときは、速やかに、当該労働者に医師による診察又は処置を受けさせる。
局所排気装置の制御風速
- 作業場所に設けた局所排気装置について、囲い式フードの場合は0.4m/sの制御風速を出し得る能力を有するものにする。
- 作業場所に設けた局所排気装置について、下方吸引型外付け式フードの場合は0.5m/sの制御風速を出し得る能力を有するものにする。
掲示事項
- 作業中の労働者が見やすい場所に、有機溶剤の人体に及ぼす作用、有機溶剤等の取扱い上の注意事項及び有機溶剤による中毒が発生したときの応急処置を掲示する。
作業環境測定
- 作業場における空気中の有機溶剤の濃度を、6か月以内ごとに1回、定期に測定する。
健康診断・個人票の保存期間
- 作業に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、特別の項目について医師による健康診断を行い、その結果に基づき作成した有機溶剤等健康診断個人票を3年間保存する。

健康診断は6か月以内ごとに1回でよさそうだけど、どこが間違いなんだ……?

ひっかけは保存期間です。有機溶剤等健康診断個人票は、3年間ではなく5年間保存します。
過去問
直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。
令和8年4月 問5
屋内作業場において、第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。 ただし、有機溶剤中毒予防規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。
- 作業場所に設けた局所排気装置について、下方吸引型外付け式フードの場合は0.5m/sの制御風速を出し得る能力を有するものにする。
- 有機溶剤等の区分の色分けによる表示を黄色で行う。
- 作業場における空気中の有機溶剤の濃度を、6か月以内ごとに1回、定期に測定する。
- 作業に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、特別の項目について医師による健康診断を行い、その結果に基づき作成した有機溶剤等健康診断個人票を3年間保存する。
- 労働者が有機溶剤を多量に吸入したときは、速やかに、当該労働者に医師による診察又は処置を受けさせる。
正解:4
令和5年4月 問5
屋内作業場において、第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。 ただし、有機溶剤中毒予防規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。
- 作業場所に設けた局所排気装置について、囲い式フードの場合は0.4m/sの制御風速を出し得る能力を有するものにする。
- 有機溶剤等の区分の色分けによる表示を黄色で行う。
- 作業中の労働者が見やすい場所に、有機溶剤の人体に及ぼす作用、有機溶剤等の取扱い上の注意事項及び有機溶剤による中毒が発生したときの応急処置を掲示する。
- 作業に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、特別の項目について医師による健康診断を行い、その結果に基づき作成した有機溶剤等健康診断個人票を3年間保存する。
- 労働者が有機溶剤を多量に吸入したときは、速やかに、当該労働者に医師による診察又は処置を受けさせる。
正解:4
