特定化学物質障害予防規則

特定化学物質障害予防規則に関する問題では、第一類物質に対する規制内容や保存期間などが繰り返し出題されています。ここでは、実際の過去問で出題された文章をテーマ別に整理しています。

出題パターン解析

制度の概要だけでなく、対象物質の数や保存期間などの数字を入れ替えたひっかけ問題も頻出です。過去問で問われたポイントごとに整理して確認していきましょう。

特定化学物質の第一類物質に関する記述

法令上正しいものを「」、法令上誤っているものを「」で示しています。

第一類物質の製造許可

  • 第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ、物質ごとに、かつ、当該物質を製造するプラントごとに厚生労働大臣の許可を受けなければならない。

第一類物質の範囲

  • 第一類物質は、「クロム酸及びその塩」を始めとする7種の発がん性の認められた化学物質並びにそれらを一定量以上含有する混合物である。

第一類物質の種類数まで聞かれるんだね……。

過去問では「○種類」と数字だけを変えたひっかけも見られます。物質名だけでなく数字にも注意したいですね。

第一類物質を取り扱う設備

  • 第一類物質を容器に入れ、容器から取り出し、又は反応槽等へ投入する作業を行うときは、発散源を密閉する設備、外付け式フードの局所排気装置又はプッシュプル型換気装置を設けなければならない。

作業環境測定記録の保存期間

  • 第一類物質を取り扱う屋内作業場についての作業環境測定結果及びその評価の記録を保存すべき期間は、3年である。

健康診断個人票の保存期間

  • 第一類物質を取り扱う業務に常時従事する労働者に係る特定化学物質健康診断個人票を保存すべき期間は、全ての第一類物質について30年である。

第一類物質なら全部30年間保存だと思ってたよ。

「全て」という表現がひっかけです。過去問では対象範囲を変えた誤りもよく出題されています。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。


令和8年4月 問4

特定化学物質の第一類物質に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。 ただし、特定化学物質障害予防規則に定める適用除外はないものとする。

  1. 第一類物質は、「クロム酸及びその塩」を始めとする7種の発がん性の認められた化学物質並びにそれらを一定量以上含有する混合物である。
  2. 第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ、物質ごとに、かつ、当該物質を製造するプラントごとに厚生労働大臣の許可を受けなければならない。
  3. 第一類物質を容器に入れ、容器から取り出し、又は反応槽等へ投入する作業を行うときは、発散源を密閉する設備、外付け式フードの局所排気装置又はプッシュプル型換気装置を設けなければならない。
  4. 第一類物質を取り扱う屋内作業場についての作業環境測定結果及びその評価の記録を保存すべき期間は、3年である。
  5. 第一類物質を取り扱う業務に常時従事する労働者に係る特定化学物質健康診断個人票を保存すべき期間は、全ての第一類物質について30年である。

正解:2