レーザー光線や紫外線、赤外線などの有害光線は、それぞれの特徴や健康障害との組合せが頻出です。波長の長短や健康影響を入れ替えたひっかけ問題にも注意しましょう。
出題パターン解析
実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。
レーザー光線・有害光線に関する記述
正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。
レーザー光線の特徴
- レーザー光線は、単一波長で位相のそろった人工光線である。
- レーザー光線の強い指向性や集束性を利用し、高密度のエネルギーを発生させることができる。
- レーザー光線は、誘導放出による光の増幅によって人工的に作られた電磁波で、レーザー機器による金属加工作業などでばく露のおそれがあり、網膜の損傷を起こすことがある。
- レーザー光線は、おおむね1nmから180nmまでの波長域にある。

レーザーって「単一波長」「位相がそろう」「指向性」って似た言葉が多くて覚えにくいなあ。

過去問でも特徴そのものを問う出題が繰り返されています。単一波長・位相がそろう・強い指向性と集束性、この4つをセットで覚えておくと対応しやすくなります。
レーザーのクラス分け
- 出力パワーが最も弱いクラス1又はクラス2のレーザー光線は、可視光のレーザーポインタとして使用されている。
- レーザー光線にさらされるおそれのある業務は、レーザー機器の出力パワーなどに基づくクラス分けに応じた労働衛生上の対策を講じる必要がある。
赤外線・紫外線・マイクロ波による健康障害
- 赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、ガラス加工作業などでばく露のおそれがあり、白内障を起こすことがある。
- 紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、アーク溶接作業などでばく露のおそれがあり、電光性眼炎を起こすことがある。
- マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、熱接着加工作業などでばく露のおそれがあり、組織壊死を起こすことがある。

赤外線と紫外線って、毎回どっちが白内障でどっちが電光性眼炎か混乱しちゃうよ。

衛生管理者試験では定番の組み合わせです。『赤外線→白内障』『紫外線→電光性眼炎』は、そのまま暗記してしまうのがおすすめですよ。
放射線・光線に関するひっかけ
- アルファ線は、セシウム137などの原子核から放出される電磁波で、物体への透過力が強く、非破壊検査作業などでばく露のおそれがあり、角膜の損傷を起こすことがある。
過去問
直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。
令和8年4月 問15
有害光線などによる障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、ガラス加工作業などでばく露のおそれがあり、白内障を起こすことがある。
- 紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、アーク溶接作業などでばく露のおそれがあり、電光性眼炎を起こすことがある。
- レーザー光線は、誘導放出による光の増幅によって人工的に作られた電磁波で、レーザー機器による金属加工作業などでばく露のおそれがあり、網膜の損傷を起こすことがある。
- マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、熱接着加工作業などでばく露のおそれがあり、組織壊死を起こすことがある。
- アルファ線は、セシウム137などの原子核から放出される電磁波で、物体への透過力が強く、非破壊検査作業などでばく露のおそれがあり、角膜の損傷を起こすことがある。
正解:5
令和5年10月 問17
レーザー光線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- レーザー光線は、おおむね1nmから180nmまでの波長域にある。
- レーザー光線は、単一波長で位相のそろった人工光線である。
- レーザー光線の強い指向性や集束性を利用し、高密度のエネルギーを発生させることができる。
- 出力パワーが最も弱いクラス1又はクラス2のレーザー光線は、可視光のレーザーポインタとして使用されている。
- レーザー光線にさらされるおそれのある業務は、レーザー機器の出力パワーなどに基づくクラス分けに応じた労働衛生上の対策を講じる必要がある。
正解:1
