作業環境管理、作業管理及び健康管理

衛生管理者試験では、「作業環境管理」「作業管理」「健康管理」のどれに該当するかを問う問題が繰り返し出題されています。このページでは、過去問で出題実績のある内容を分類ごとに整理しています。

重要ポイント

この分野では、作業場所そのものへの対策なのか、作業方法への対策なのか、労働者本人への対策なのかを意識して整理すると理解しやすくなります。

(★)マークは第二種衛生管理者試験で出題された対策です。

似たような対策ばかりで、どれが作業環境管理なのか毎回迷うな……。

「場所への対策」「作業への対策」「人への対策」と考えると整理しやすいです。過去問もこの分類を問う内容が多く出題されています。

作業環境管理

作業環境管理は、設備の改善や測定などにより、作業環境そのものを安全・快適な状態に保つための管理です。

  • 有機溶剤業務を行う作業場所に設置した局所排気装置のフード付近の気流の風速を測定する。
  • 有機溶剤を使用する塗装方法を、有害性の低い水性塗料の塗装に変更する。
  • 有害な化学物質を取り扱う設備を密閉化する。
  • ずい道建設工事の掘削作業において、土石又は岩石を湿潤な状態に保つための設備を稼働する。
  • 粉じん作業を行う場所に設置した局所排気装置のフード付近の気流の風速を測定する。
  • (★)情報機器作業において、書類上及びキーボード上における照度を400ルクス程度とする。
  • (★)空気調和設備を設け、事務室内の気温を調節する。

作業管理

作業管理は、作業方法や作業時間、保護具の使用などを適切に管理し、労働者へのばく露や負担を減らすための管理です。

  • 座位での情報機器作業における作業姿勢は、椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分あて、履き物の足裏全体が床に接した姿勢を基本とする。
  • 放射線業務を行う作業場所において、外部放射線による実効線量を算定し、管理区域を設定する。
  • アーク溶接作業を行う労働者に防じんマスクなどの保護具を使用させることによって、有害物質に対するばく露量を低減する。
  • 放射線業務において、管理区域を設定し、必要のある者以外の者を立入禁止とする。
  • 振動工具の取扱い業務において、その振動工具の周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値に応じた振動ばく露時間の制限を行う。
  • 強烈な騒音を発する場所における作業において、その作業の性質や騒音の性状に応じた耳栓や耳覆いを使用させる。
  • (★)高温多湿作業場所において労働者を作業に従事させる場合には、計画的に、暑熱順化期間を設ける。

健康管理

健康管理は、健康診断や健康保持措置、配置転換などにより、労働者の健康を維持・管理するための取組です。

  • 介護作業等腰部に著しい負担のかかる作業に従事する労働者に対し、腰痛予防体操を実施する。
  • 鉛健康診断の結果、鉛業務に従事することが健康の保持のために適当でないと医師が認めた者を配置転換する。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和5年10月 問12

労働衛生対策を進めていくに当たっては、作業環境管理、作業管理及び健康管理が必要であるが、次のAからEの対策例について、作業管理に該当するものの組合せは1~5のうちどれか。

  1. 座位での情報機器作業における作業姿勢は、椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分あて、履き物の足裏全体が床に接した姿勢を基本とする。
  2. 有機溶剤業務を行う作業場所に設置した局所排気装置のフード付近の気流の風速を測定する。
  3. 放射線業務を行う作業場所において、外部放射線による実効線量を算定し、管理区域を設定する。
  4. ずい道建設工事の掘削作業において、土石又は岩石を湿潤な状態に保つための設備を稼働する。
  5. 介護作業等腰部に著しい負担のかかる作業に従事する労働者に対し、腰痛予防体操を実施する。
  1. A、B
  2. A、C
  3. B、C
  4. C、D
  5. D、E

正解:2


令和7年4月 問13

労働衛生対策を進めるに当たっては、作業環境管理、作業管理及び健康管理が必要であるが、次のAからEの対策例について、作業管理に該当するものの組合せは1~5のうちどれか。

  1. 座位での情報機器作業における作業姿勢は、椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分あて、履き物の足裏全体が床に接した姿勢を基本とする。
  2. 情報機器作業において、書類上及びキーボード上における照度を400ルクス程度とする。
  3. 高温多湿作業場所において労働者を作業に従事させる場合には、計画的に、暑熱順化期間を設ける。
  4. 空気調和設備を設け、事務室内の気温を調節する。
  5. 介護作業等腰部に著しい負担のかかる作業に従事する労働者に対し、腰痛予防体操を実施させる。
  1. A、B
  2. A、C
  3. B、E
  4. C、D
  5. D、E

正解:2


令和5年4月 問13

労働衛生対策を進めるに当たっては、作業環境管理、作業管理及び健康管理が必要であるが、次のAからEの対策例について、作業管理に該当するものの組合せは1~5のうちどれか。

  1. 座位での情報機器作業における作業姿勢は、椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分あて、履き物の足裏全体が床に接した姿勢を基本とする。
  2. 情報機器作業において、書類上及びキーボード上における照度を400ルクス程度とする。
  3. 高温多湿作業場所において労働者を作業に従事させる場合には、計画的に、暑熱順化期間を設ける。
  4. 空気調和設備を設け、事務室内の気温を調節する。
  5. 介護作業等腰部に著しい負担のかかる作業に従事する労働者に対し、腰痛予防体操を実施させる。
  1. A、B
  2. A、C
  3. B、E
  4. C、D
  5. D、E

正解:2