採光、照明

採光、照明では、照度の単位、照明の角度、室内の彩色、全般照明と局部照明の関係などが繰り返し出題されています。特に「1mと10m」「30°以上」「5分の1程度」など、数字を変えたひっかけに注意しましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。

採光、照明などに関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

1ルクスの定義

  • 1ルクス(lx)は、1カンデラ(cd)の光源から、1m離れた所において、光軸に垂直な面が受ける明るさをいう。
  • 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から1m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
  • 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。

「1m」か「10m」か、数字だけ変わるから普通に引っかかりそうだな……。

照度の定義は「1カンデラ・1m・直角な面」のセットで覚えると整理しやすいですね。

室内の彩色

  • 部屋の彩色として、目の高さ以下は、まぶしさを防ぎ安定感を出すために濁色とし、目より上方の壁や天井は、明るい色を用いるとよい。
  • 室内の彩色で、目の高さ以下の壁や床には、まぶしさを防ぐため濁色を用いるようにする。
  • 部屋の彩色に当たり、目の高さから上の壁及び天井は、まぶしさを防ぐため濁色にするとよい。

採光・照明の方向

  • 北向きの窓では、直射日光はほとんど入らないが一年中平均した明るさが得られる。
  • あらゆる方向から同程度の明るさの光がくると、見る物に影ができなくなり立体感がなくなるので、不都合な場合がある。
  • 前方から明かりをとるときは、まぶしさをなくすため、眼と光源を結ぶ線と視線が作る角度は、おおむね30°以上になるようにする。
  • 前方から明かりを取るときは、まぶしさをなくすため、眼と光源を結ぶ線と視線とがなす角度が、おおむね30°以上になるように光源の位置を決めるとよい。
  • 前方から明かりを取るときは、まぶしさをなくすため、眼と光源を結ぶ線と視線とがなす角度が、40°以上になるように光源の位置を決めている。
  • 前方から明かりをとるとき、目と光源を結ぶ線と視線とが作る角度は、30°以下になるようにする。

全般照明と局部照明

  • 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の5分の1程度としている。
  • 全般照明の照度は、作業面の局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。
  • 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の15分の1以下になるようにしている。
  • 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。

照度比の「5分の1」は、10分の1とか15分の1に変えられると迷うな……。

採光・照明は、数字を細かく変えた問題が多いので、「30°以上」「5分の1程度」などの基準値を押さえておくと安定しますね。

照明設備の点検

  • 照明設備は、1年以内ごとに1回、定期に点検し、異常があれば電球の交換などを行っている。

事務室の照明設備は、6か月以内ごとに1回、定期に点検します。「1年以内ごとに1回」とする数字改変に注意しましょう。

高齢者と照度

  • 高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


試験を選びましょう


令和8年4月 問34

採光、照明などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
  2. 高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。
  3. 部屋の彩色に当たり、目の高さから上の壁及び天井は、まぶしさを防ぐため濁色にするとよい。
  4. 前方から明かりをとるとき、目と光源を結ぶ線と視線とが作る角度は、30°以下になるようにする。
  5. 全般照明の照度は、作業面の局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。

正解:2


令和8年4月 問20

採光、照明などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
  2. 高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。
  3. 部屋の彩色に当たり、目の高さから上の壁及び天井は、まぶしさを防ぐため濁色にするとよい。
  4. 前方から明かりをとるとき、目と光源を結ぶ線と視線とが作る角度は、30°以下になるようにする。
  5. 全般照明の照度は、作業面の局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。

正解:2


令和7年10月 問12

照明、採光などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 北向きの窓では、直射日光はほとんど入らないが一年中平均した明るさが得られる。
  2. 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。
  3. 前方から明かりを取るときは、まぶしさをなくすため、眼と光源を結ぶ線と視線とがなす角度が、おおむね30°以上になるように光源の位置を決めるとよい。
  4. あらゆる方向から同程度の明るさの光がくると、見る物に影ができなくなり立体感がなくなるので、不都合な場合がある。
  5. 部屋の彩色として、目の高さ以下は、まぶしさを防ぎ安定感を出すために濁色とし、目より上方の壁や天井は、明るい色を用いるとよい。

正解:2


令和6年4月 問13

照明等の視環境に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から1m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
  2. 前方から明かりをとるときは、まぶしさをなくすため、眼と光源を結ぶ線と視線が作る角度は、おおむね30°以上になるようにする。
  3. 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の15分の1以下になるようにしている。
  4. 室内の彩色で、目の高さ以下の壁や床には、まぶしさを防ぐため濁色を用いるようにする。
  5. 高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。

正解:3


令和4年10月 問12

照明、採光などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 1ルクス(lx)は、1カンデラ(cd)の光源から、1m離れた所において、光軸に垂直な面が受ける明るさをいう。
  2. 部屋の彩色として、目の高さ以下は、まぶしさを防ぎ安定感を出すために濁色とし、目より上方の壁や天井は、明るい色を用いるとよい。
  3. 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の5分の1程度としている。
  4. 前方から明かりを取るときは、まぶしさをなくすため、眼と光源を結ぶ線と視線とがなす角度が、40°以上になるように光源の位置を決めている。
  5. 照明設備は、1年以内ごとに1回、定期に点検し、異常があれば電球の交換などを行っている。

正解:5