蛋白質

蛋白質分野では、消化・吸収の流れやアミノ酸の利用方法に関する基礎知識が出題されます。

このページでは、「蛋白質」に関する頻出の正誤パターンを整理しています。
蛋白質を分解する消化酵素や、アミノ酸から行われる再合成・糖新生の流れを整理して覚えましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された内容を、消化・吸収と代謝の流れに沿って整理しています。

蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

蛋白質の構成と役割

  • 蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器等を構成する主成分である。

蛋白質は約20種類のアミノ酸から構成されており、筋肉や内臓、皮膚など身体の主要な組織をつくる材料です。

蛋白質って栄養のイメージはあるけど、体そのものの材料なんだな。

はい。筋肉や内臓、皮膚などの主成分です。「身体をつくる栄養素」として整理しておくと覚えやすいですね。

蛋白質の消化と吸収

  • 蛋白質はペプシンやトリプシンなどの蛋白質分解酵素などによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。
  • 蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。

蛋白質は最終的にアミノ酸まで分解されて小腸から吸収されます。頻出のひっかけとして、「リパーゼ(脂肪分解酵素)」を蛋白質分解酵素と誤っている問題が出題されます。

リパーゼとかトリプシンとか、名前が似ていて混乱するな……。

リパーゼは脂肪、トリプシンやペプシンは蛋白質です。どの栄養素を分解する酵素なのかセットで覚えましょう。

アミノ酸の再合成

  • 血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成される。
  • 肝臓では、アミノ酸から血漿蛋白質が合成される。

吸収されたアミノ酸は、そのまま利用されるだけでなく、体内で再び蛋白質へ合成されます。特に肝臓ではアルブミンなどの血漿蛋白質が合成されます。

せっかく分解したのに、また蛋白質に戻すんだな。

消化のためにいったんアミノ酸へ分解し、必要な場所で再び蛋白質へ組み立て直しています。

糖新生

  • 飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。

飢餓状態や長時間の絶食時には、肝臓などでアミノ酸からブドウ糖を作り出す「糖新生」が行われます。糖新生という用語はそのまま出題されることがあります。

糖が足りないときは、蛋白質からもブドウ糖を作れるのか。

その仕組みが糖新生です。『アミノ酸→ブドウ糖』という流れは頻出なので覚えておきたいですね。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和7年10月 問38

蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器等を構成する主成分である。
  2. 蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。
  3. 血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成される。
  4. 肝臓では、アミノ酸から血漿蛋白質が合成される。
  5. 飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。

正解:2


令和7年10月 問24

蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器等を構成する主成分である。
  2. 蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。
  3. 血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成される。
  4. 肝臓では、アミノ酸から血漿蛋白質が合成される。
  5. 飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。

正解:2