腎臓・泌尿器は、尿の生成と排出を通じて、水分量や電解質濃度を調節し、体内の不要物を排出する働きを担っています。
このページでは、「腎臓・泌尿器」に関する頻出の正誤パターンを整理しています。
糸球体・ボウマン嚢・尿細管の役割や、尿検査・BUNとの関係を確認しましょう。
出題パターン解析
実際の過去問で出題された文章を、テーマごとに整理しています。
腎臓・泌尿器系に関する記述
正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。
腎臓の役割とネフロン
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
- ネフロン(腎単位)は、尿を生成する単位構造で、1個の腎小体とそれに続く1本の尿細管から成り、1個の腎臓中に約100万個ある。
腎臓は、尿の生成・排出により、体内の水分量や電解質濃度を調節し、不要な物質を排出します。尿を生成する単位構造はネフロンで、腎小体と尿細管から成ります。

腎臓って、単に尿を作るだけじゃなくて、水分とか電解質の調節もしてるんだな……。

そうですね。腎臓は「排出」と「調節」の両方を担う臓器です。ネフロンの構造とセットで覚えると整理しやすいです。
原尿の生成と再吸収
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。
- 血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 糸球体では、血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分、電解質、栄養分などが血液中に再吸収される。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢から血中に再吸収される。
- 腎臓の皮質にある腎小体では、糸球体から血液中の糖以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
原尿は、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出されて生成されます。その後、尿細管で水分・電解質・栄養分の多くが血液中に再吸収され、残りが尿となります。

糸球体、ボウマン嚢、尿細管の役割がごちゃごちゃになる……。

「糸球体で濾し出す」「ボウマン嚢に入る」「尿細管で再吸収」と流れで覚えると判別しやすいですね。
尿の性状と検査値
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である。
- 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。
- 尿酸は、体内のプリン体と呼ばれる物質の代謝物で、健康診断において尿中の尿酸の量の検査が広く行われている。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分が全身の健康状熊をよく反映するので、尿を採取して尿素窒素の検査が広く行われている。
尿は約95%が水分で、通常は淡黄色・固有の臭気を有し、弱酸性です。尿検査は健康状態を反映する検査として広く行われますが、BUNは血液中の尿素窒素をみる検査であり、腎機能が低下すると高値になります。

BUNって尿の検査っぽい名前だけど、血液中の値を見るんだな……。

そこは頻出のひっかけです。腎機能低下では、尿素窒素が排泄されにくくなり、血液中のBUNが高くなります。
誤った選択肢
過去問
直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。
- 第一種衛生管理者
- 第二種衛生管理者
試験を選びましょう
令和8年4月 問39
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。
正解:5
令和7年10月 問35
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。
正解:5
令和7年4月 問40
腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
- 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
正解:4
令和6年10月 問44
腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ネフロン(腎単位)は、尿を生成する単位構造で、1個の腎小体とそれに続く1本の尿細管から成り、1個の腎臓中に約100万個ある。
- 腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分が全身の健康状態をよく反映するので、尿を採取して尿素窒素の検査が広く行われている。
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
正解:4
令和6年4月 問39
腎臓又は尿に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは1~5のうちどれか。
- 腎臓の皮質にある腎小体では、糸球体から血液中の糖以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である。
- 尿酸は、体内のプリン体と呼ばれる物質の代謝物で、健康診断において尿中の尿酸の量の検査が広く行われている。
- A、B
- A、C
- A、D
- B、C
- C、D
正解:3
令和5年4月 問39
腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 糸球体では、血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分、電解質、栄養分などが血液中に再吸収される。
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
- 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。
正解:5
令和4年10月 問39
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢から血中に再吸収される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
正解:3
令和8年4月 問25
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。
正解:5
令和7年10月 問21
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。
正解:5
令和7年4月 問26
腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
- 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
正解:4
令和6年10月 問30
腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ネフロン(腎単位)は、尿を生成する単位構造で、1個の腎小体とそれに続く1本の尿細管から成り、1個の腎臓中に約100万個ある。
- 腎臓の腎小体では、糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分が全身の健康状熊をよく反映するので、尿を採取して尿素窒素の検査が広く行われている。
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
正解:4
令和6年4月 問25
腎臓又は尿に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは1~5のうちどれか。
- 腎臓の皮質にある腎小体では、糸球体から血液中の糖以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。
- 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である。
- 尿酸は、体内のプリン体と呼ばれる物質の代謝物で、健康診断において尿中の尿酸の量の検査が広く行われている。
- A、B
- A、C
- A、D
- B、C
- C、D
正解:3
令和5年4月 問25
腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 糸球体では、血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
- 尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分、電解質、栄養分などが血液中に再吸収される。
- 尿の生成・排出により、体内の水分の量やナトリウムなどの電解質の濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する。
- 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている。
- 血液中の尿素窒素(BUN)の値が低くなる場合は、腎臓の機能の低下が考えられる。
正解:5
令和4年10月 問25
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢から血中に再吸収される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
正解:3
