加齢による生理機能の変化

衛生管理者試験では、中高年齢者にみられる身体機能の変化について出題されます。

加齢による視覚・聴覚・筋力・平衡感覚・体温調節機能の低下が頻出で、日常生活や労働災害との関連も含めて問われます。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章を、加齢によって低下しやすい生理機能ごとに分類しています。

中高年齢者における加齢による生理機能などの変化に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

視覚・聴覚の変化

  • 加齢により、動体視力が衰える。
  • 老人性難聴では、1000Hzより低い音域の音から聞こえにくくなる。

加齢により視覚機能は低下し、動体視力も衰えます。また老人性難聴は高音域から聞こえにくくなることが特徴であり、低音域から低下するわけではありません。

年を取ると耳も目も衰えるけど、難聴は高い音からなんだな。

はい。老人性難聴は高音域の聞き取りが低下するのが特徴なので、試験でもよく問われます。

体温調節機能の低下

  • 加齢により、体温調節機能が低下して、熱中症が起こりやすくなる。

加齢に伴い発汗機能や循環調節機能が低下するため、暑熱環境への適応力が弱くなります。その結果、中高年齢者は熱中症のリスクが高くなります。

高齢者の熱中症が多いのは、体温調節機能が落ちるからなのか。

そうですね。暑さを感じにくくなったり、汗をかきにくくなったりすることも関係しています。

骨・筋力・平衡感覚の低下

  • 加齢により、骨密度が減少し、筋力が低下して、骨折しやすくなる。
  • 加齢により、平衡感覚が低下して、転びやすくなる。

加齢により骨密度や筋力が低下し、転倒や骨折の危険性が高まります。また平衡感覚も低下するため、転倒災害の防止は高年齢労働者対策の重要なテーマとなっています。

骨や筋力だけじゃなくて、バランス感覚も落ちるんだな。

はい。転倒しやすくなる原因が複数重なるので、高年齢労働者の安全対策では特に重視されています。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和8年4月 問44

中高年齢者における加齢による生理機能などの変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 加齢により、動体視力が衰える。
  2. 加齢により、体温調節機能が低下して、熱中症が起こりやすくなる。
  3. 加齢により、骨密度が減少し、筋力が低下して、骨折しやすくなる。
  4. 加齢により、平衡感覚が低下して、転びやすくなる。
  5. 老人性難聴では、1000Hzより低い音域の音から聞こえにくくなる。

正解:5


令和8年4月 問30

中高年齢者における加齢による生理機能などの変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 加齢により、動体視力が衰える。
  2. 加齢により、体温調節機能が低下して、熱中症が起こりやすくなる。
  3. 加齢により、骨密度が減少し、筋力が低下して、骨折しやすくなる。
  4. 加齢により、平衡感覚が低下して、転びやすくなる。
  5. 老人性難聴では、1000Hzより低い音域の音から聞こえにくくなる。

正解:5