気積と就労可能労働者数

衛生管理者試験では、作業場の気積と就労可能な労働者数を計算する問題が出題されます。

設備の容積や床面から4mを超える空間を除外する点、計算結果の端数処理に注意しましょう。

重要ポイント

過去問で出題された公式と代表的な計算パターンをまとめています。数値の意味を理解しながら、解法の流れを覚えましょう。

気積と就労可能労働者数の計算式

気積は設備の占める容積および床面から4mをこえる高さにある空間を除き、労働者1人について10m3以上としなければなりません。気積の計算式は次のとおりです。

気積=床面から4mをこえない部分の容積設備の容積\text{気積} = \text{床面から4mをこえない部分の容積}-\text{設備の容積}

労働者1人について10m3以上の気積が必要です。就労できる労働者の人数は次の式で計算できます。

就労可能労働者数=気積10m3\text{就労可能労働者数} = \frac{\text{気積}}{10\,\mathrm{m^3}}

気積って部屋の広さのことだと思ってたけど、設備が置いてある部分は引かなきゃいけないんだね…

気積は作業に使える空間の容積で考えます。設備の容積を引くところが計算のポイントです。

最大在室人数を求める問題

ある屋内作業場の床面から4mをこえない部分の容積が150m3であり、かつ、このうちの設備の占める部分の容積が55m3であるとき、法令上、常時就業させることのできる最大の労働者数を求めよ

=150m355m3=95m3気積 = 150\,\mathrm{m^3} – 55\,\mathrm{m^3} = 95\,\mathrm{m^3}
95m310m3/=9.5就労可能労働者数 = \frac{95\,\mathrm{m^3}} {10\,\mathrm{m^3/人}} = 9.5\,\text{人}

※計算結果は9.5人となりますが、10人では1人当たり10m³以上を確保できないため、常時就業させることのできる最大人数は9人です。

正解:9人

9.5人なら10人じゃないの? 四捨五入しちゃダメなのか…

10人だと1人当たり10m³以上を確保できません。端数が出た場合は切り捨てて考えます。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。


令和4年10月 問8

ある屋内作業場の床面から4mをこえない部分の容積が150m3であり、かつ、このうちの設備の占める部分の容積が55m3であるとき、法令上、常時就業させることのできる最大の労働者数は次のうちどれか。

  1. 4人
  2. 9人
  3. 10人
  4. 15人
  5. 19人

正解:2