局所排気装置

局所排気装置では、フードの種類、ダクト、排風機などの構造に関する問題が繰り返し出題されています。フード分類や排風量・圧力損失のひっかけに注意して整理しましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。

局所排気装置に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

フードの分類

  • キャノピ型フードは、発生源からの熱による上昇気流を利用して捕捉するもので、レシーバ式フードに分類される。
  • 建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
  • スロット型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
  • ドラフトチェンバ型フードは、発生源からの飛散速度を利用して捕捉するもので、外付け式フードに分類される。

キャノピ型とかスロット型とか、名前だけだと分類が全然覚えられないな……。

過去問ではフードの分類を入れ替えたひっかけがよく出ます。キャノピ型はレシーバ式、建築ブース型は囲い式という組合せをまず押さえたいですね。

フード開口部のフランジ

  • フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、効率良く吸引することができる。
  • フード開口部の周囲にフランジを付けることにより、フランジがないときと比較して、少ない排風量とすることができる。
  • フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すため、大きな排風量が必要となる。

フランジを付けると、逆に排風量を少なくできるんだね。

そうです。フランジがあると効率よく吸引できるため、フランジなしの場合より少ない排風量で済みます。「大きな排風量が必要」とするひっかけに注意しましょう。

ダクトの圧力損失

  • ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を小さくすると、ダクトの圧力損失が増大する。
  • ダクトの形状には円形、角形などがあり、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。

排風機の設置位置

  • 排風機には、遠心式と軸流式があるが、いずれの方式の排風機も、一般に、空気清浄装置の後の清浄空気が通る位置に設置する。
  • 空気清浄装置を付設する局所排気装置を設置する場合、排風機は、一般に、フードに接続した吸引ダクトと空気清浄装置の間に設ける。

フードの排気効果・排風量

  • 囲い式フードの排気効果を型別に比較すると、ドラフトチェンバ型は、カバー型より排気効果が大きい。
  • 外付け式フードは、有害物質の発散源の近くで有害物質を吸い込み気流によりフードまで吸引するものであり、囲い式フードと比較して吸い込み時の圧力損失が小さく、少ない排風量とすることができる。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。


令和8年4月 問18

局所排気装置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
  2. 外付け式フードは、有害物質の発散源の近くで有害物質を吸い込み気流によりフードまで吸引するものであり、囲い式フードと比較して吸い込み時の圧力損失が小さく、少ない排風量とすることができる。
  3. フード開口部の周囲にフランジを付けることにより、フランジがないときと比較して、少ない排風量とすることができる。
  4. ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を小さくすると、ダクトの圧力損失が増大する。
  5. 排風機には、遠心式と軸流式があるが、いずれの方式の排風機も、一般に、空気清浄装置の後の清浄空気が通る位置に設置する。

正解:2


令和6年10月 問20

局所排気装置のフードの型式の名称とその模式図の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 外付け式グリッド型
  2. 囲い式ドラフトチェンバ型
  3. レシーバ式キャノピ型
  4. 外付け式ルーバ型
  5. 外付け式スロット型

正解:5


令和6年4月 問19

局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. キャノピ型フードは、発生源からの熱による上昇気流を利用して捕捉するもので、レシーバ式フードに分類される。
  2. スロット型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
  3. 囲い式フードの排気効果を型別に比較すると、ドラフトチェンバ型は、カバー型より排気効果が大きい。
  4. ダクトの形状には円形、角形などがあり、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。
  5. 空気清浄装置を付設する局所排気装置を設置する場合、排風機は、一般に、フードに接続した吸引ダクトと空気清浄装置の間に設ける。

正解:1


令和5年4月 問20

局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. ダクトの形状には円形、角形などがあり、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。
  2. フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すため、大きな排風量が必要となる。
  3. キャノピ型フードは、発生源からの熱による上昇気流を利用して捕捉するもので、レシーバ式フードに分類される。
  4. スロット型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
  5. 空気清浄装置を付設する局所排気装置を設置する場合、排風機は、一般に、フードに接続した吸引ダクトと空気清浄装置の間に設ける。

正解:3


令和4年10月 問19

局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. ダクトの形状には円形、角形などがあり、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。
  2. フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、効率良く吸引することができる。
  3. ドラフトチェンバ型フードは、発生源からの飛散速度を利用して捕捉するもので、外付け式フードに分類される。
  4. スロット型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。
  5. 空気清浄装置を付設する局所排気装置を設置する場合、排風機は、一般に、フードに接続した吸引ダクトと空気清浄装置の間に設ける。

正解:2