呼吸用保護具では、防毒マスク・防じんマスク・エアラインマスクなどの用途や選定方法が繰り返し出題されています。対象物質や作業環境に合った保護具を選ぶことが重要です。
出題パターン解析
実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。
呼吸用保護具に関する記述
正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。
防毒マスク
- 防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。
- 隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
- ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
- 2種類以上の有害ガスが混在している場合には、そのうち最も毒性の強いガス用の防毒マスクを使用する。
- 一酸化炭素用防毒マスクの吸収缶の色は、黄色である。

有害ガスが複数あるなら、一番毒性が強いガス用を選べばよさそうだけど……。

そこがひっかけです。防毒マスクは、対象となる有害ガスに適合した吸収缶を選ぶ必要があります。「一番毒性が強いもの用ならよい」とは限りません。
防じんマスク
- 防じんマスクは、面体と顔面との間にタオルなどを挟んで着用してはならない。
- 使い捨て式防じんマスクは、粒径1μm程度のヒュームには使用できない。
- 型式検定合格標章のある防じんマスクでも、ヒュームのような微細な粒子に対しては使用してはならない。
- 防じんマスクの面体の接顔部に接顔メリヤスを使用すると、マスクと顔面との密着性が良くなる。
- 防じんマスクは、オイルミストが堆積しても粒子捕集効率は低下しないので、吸気抵抗が上昇しない限り使用することができる。

ヒュームみたいな細かい粒子には、防じんマスクは使えないと思ってたよ。

過去問ではそこがよく狙われます。型式検定合格標章のある防じんマスクは、作業に適したものを選べば、ヒュームのような微細な粒子にも使用できます。
呼吸用保護具の選定
- 呼吸用保護具は、計算により求めた要求防護係数よりも大きな値の指定防護係数をもつものを選択する。
エアラインマスク
- エアラインマスクは、自給式呼吸器の一種である。
過去問
直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。
令和7年10月 問19
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。
- 2種類以上の有害ガスが混在している場合には、そのうち最も毒性の強いガス用の防毒マスクを使用する。
- 型式検定合格標章のある防じんマスクでも、ヒュームのような微細な粒子に対しては効果がない。
- 防じんマスクは、オイルミストが堆積しても粒子捕集効率は低下しないので、吸気抵抗が上昇しない限り使用することができる。
- エアラインマスクは、自給式呼吸器の一種である。
正解:1
令和6年10月 問19
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 呼吸用保護具は、計算により求めた要求防護係数よりも大きな値の指定防護係数をもつものを選択する。
- 型式検定合格標章のある防じんマスクでも、ヒュームのような微細な粒子に対しては使用してはならない。
- 防じんマスクの面体の接顔部に接顔メリヤスを使用すると、マスクと顔面との密着性が良くなる。
- 一酸化炭素用防毒マスクの吸収缶の色は、黄色である。
- 2種類以上の有害ガスが混在している場合には、そのうち最も毒性の強いガス用の防毒マスクを使用する。
正解:1
令和6年4月 問20
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
- ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
- 防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。
- 使い捨て式防じんマスクは、粒径1μm程度のヒュームには使用できない。
- 防じんマスクは、面体と顔面との間にタオルなどを挟んで着用してはならない。
正解:4
