労働衛生管理統計

労働衛生管理統計では、静態データと動態データ、有所見率と発生率、計数データと計量データなど、似た用語の違いが繰り返し出題されています。統計用語は定義を正確に押さえることが重要です。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。

労働衛生管理に用いられる統計に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

静態データと動態データ

  • 静態データとは、ある時点の集団に関するデータであり、動態データとは、ある期間の集団に関するデータである。
  • 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。
  • 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、このようなデータを静態データという。

有所見率と発生率

  • 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、一定期間において有所見とされた人の割合を発生率という。
  • 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

「有所見率」と「発生率」、どっちも割合だから同じに見えてくるな……。

有所見率は「ある時点」、発生率は「一定期間」という違いで整理すると覚えやすいですね。

計数データと計量データ

  • 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。

代表値とばらつき

  • 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  • ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。
  • 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値や最頻値によって表される。
  • 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。

平均値や中央値は代表値であり、ばらつきの程度を表すものではありません。ばらつきは、分散や標準偏差などで表します。

相関関係と因果関係

  • ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  • 二つの事象の間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。

「関係がある」って言われると、つい原因だと思ってしまうんだよな……。

統計では「相関がある」と「原因である」は別です。この表現はそのまま暗記しておくと安全ですね。

病休度数率

  • 病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和7年10月 問33

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。
  4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  5. 病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。

正解:1


令和7年4月 問29

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。
  4. 二つの事象の間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。
  5. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

正解:5


令和5年10月 問30

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値や最頻値によって表される。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、このようなデータを静態データという。
  4. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。
  5. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。

正解:1


令和5年4月 問30

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。
  4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  5. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。

正解:1


令和4年10月 問33

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、一定期間において有所見とされた人の割合を発生率という。
  4. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値や最頻値によって表される。
  5. 静態データとは、ある時点の集団に関するデータであり、動態データとは、ある期間の集団に関するデータである。

正解:4


令和7年10月 問19

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。
  4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  5. 病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。

正解:1


令和7年4月 問15

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。
  4. 二つの事象の間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。
  5. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

正解:5


令和5年10月 問16

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値や最頻値によって表される。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、このようなデータを静態データという。
  4. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。
  5. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。

正解:1


令和5年4月 問16

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。
  4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  5. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。

正解:1


令和4年10月 問19

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
  2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、一定期間において有所見とされた人の割合を発生率という。
  4. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値や最頻値によって表される。
  5. 静態データとは、ある時点の集団に関するデータであり、動態データとは、ある期間の集団に関するデータである。

正解:4