健康診断の検査項目

健康診断の検査項目では、それぞれの数値が何を表しているのか、どの臓器や疾患と関係するのかを正確に理解することが重要です。略称や「高値・低値」の意味を入れ替えた問題も頻繁に出題されます。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。

健康診断における検査項目の意味や異常値の特徴に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

ヘモグロビンA1c(HbA1c)

  • ヘモグロビンA1cは、過去1~2か月程度の血糖状態を反映する指標として、糖尿病の診断や管理に利用される。
  • ヘモグロビンA1cは、血液1μL中に含まれるヘモグロビンの数を表す値であり、貧血の有無を調べるために利用される。

HbA1cって、名前に「ヘモグロビン」って入ってるから貧血の検査だと思っちゃうな……。

HbA1cは血糖状態を表す指標です。「ヘモグロビン」という名前に惑わされず、「糖尿病関連」とセットで覚えておくと整理しやすいですね。

HDLコレステロール・中性脂肪

  • HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも呼ばれ、低値であることは動脈硬化の危険因子となる。
  • 血清トリグリセライド(中性脂肪)は、食後に値が上昇する脂質で、内臓脂肪が蓄積している者において、空腹時にも高値が持続することは動脈硬化の危険因子となる。

HDLコレステロールは「低いと危険」、中性脂肪は「高いと危険」という形で逆方向の出題が多く見られます。

善玉なのに「低いと危険」って毎回こんがらがるな……。

HDLは多いほど望ましく、中性脂肪は高いほど問題になります。「HDLは低値が危険」と覚えておくと間違えにくいですよ。

γ-GTP(肝機能)

  • γ-GTPは、正常な肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が障害を受けると血液中に流れ出し、特にアルコールの摂取で高値を示す特徴がある。

γ-GTPだけは「お酒の数値」ってイメージしかないな……。

試験でもそのイメージで十分役立ちます。γ-GTPは肝機能、特にアルコール摂取との関連がよく出題されます。

BUN(尿素窒素・腎機能)

  • 尿素窒素(BUN)は、腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず、血液中の値が高くなる。

BUNって略称だけだと何の検査か全然分からない……。

BUNは尿素窒素のことで、腎機能を見る代表的な検査項目です。「BUN=腎臓」とセットで覚えておくと安心ですね。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和5年10月 問28

健康診断における検査項目に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも呼ばれ、低値であることは動脈硬化の危険因子となる。
  2. γ-GTPは、正常な肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が障害を受けると血液中に流れ出し、特にアルコールの摂取で高値を示す特徴がある。
  3. ヘモグロビンA1cは、血液1μL中に含まれるヘモグロビンの数を表す値であり、貧血の有無を調べるために利用される。
  4. 尿素窒素(BUN)は、腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず、血液中の値が高くなる。
  5. 血清トリグリセライド(中性脂肪)は、食後に値が上昇する脂質で、内臓脂肪が蓄積している者において、空腹時にも高値が持続することは動脈硬化の危険因子となる。

正解:3


令和5年10月 問14

健康診断における検査項目に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも呼ばれ、低値であることは動脈硬化の危険因子となる。
  2. γ-GTPは、正常な肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が障害を受けると血液中に流れ出し、特にアルコールの摂取で高値を示す特徴がある。
  3. ヘモグロビンA1cは、血液1μL中に含まれるヘモグロビンの数を表す値であり、貧血の有無を調べるために利用される。
  4. 尿素窒素(BUN)は、腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず、血液中の値が高くなる。
  5. 血清トリグリセライド(中性脂肪)は、食後に値が上昇する脂質で、内臓脂肪が蓄積している者において、空腹時にも高値が持続することは動脈硬化の危険因子となる。

正解:3