高年齢労働者

高年齢労働者では、加齢に伴う身体機能の変化を踏まえた安全衛生対策が問われます。

このページでは、「高年齢労働者」に関する頻出の正誤パターンを整理しています。
安全衛生方針、推進体制、設備改善、安全衛生教育、体力チェックの考え方を確認しましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章をテーマごとに整理しています。

厚生労働省の「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

高年齢労働者対策の推進体制

  • 経営トップ自らが、高齢者労働災害防止対策に取り組む姿勢を示し、企業全体の安全意識を高めるため、高齢者労働災害防止対策に関する事項を盛り込んだ安全衛生方針を表明する。
  • 高齢者労働災害防止対策には、事業場全体で取り組むことが重要であることから、対策を推進するための特定の部署や担当者を指定することは避けるようにする。

事業場全体で取り組むなら、特定の担当者を決めない方が自然に見えるな……。

そこがひっかけです。全体で取り組むためにも、推進する担当部署や担当者を明確にすることが重要です。

設備改善と身体機能への配慮

  • 身体機能が低下した高年齢労働者であっても安全に働き続けることができるよう、事業場の施設、設備、装置等の改善を行うが、危険を知らせるための警報音等は、年齢によらず聞き取りやすい高音域の音を採用するとよい。

警報音って、高い音の方が目立つから分かりやすそうだけど……。

高年齢労働者では高音域が聞き取りにくくなる場合があります。警報音は、年齢による聴力の変化も考慮して設定する必要があります。

安全衛生教育と体力チェック

  • 高年齢労働者は、十分な経験を有しているため、改めて安全衛生教育を行うことは高年齢労働者の自尊心を損なうおそれがあるばかりでなく、長時間にわたり教育を行うことは身体面の負担が大きいことから、最小限の時間と内容で行うことが望ましい。
  • 高年齢労働者が自らの身体機能の維持向上に取り組めるよう、高年齢労働者を対象とした体カチェックを継続的に行うことが望ましいが、個々の労働者に対する不利益につながるおそれがあることから、体力チェックの評価基準は設けないようにする。

経験がある人に改めて教育するのは、たしかに失礼に見えるかもな……。

経験があっても、加齢による身体機能の変化や作業上のリスクは変わります。高年齢労働者にも、必要な安全衛生教育を適切に行うことが重要です。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和6年10月 問30

厚生労働省の「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  1. 経営トップ自らが、高齢者労働災害防止対策に取り組む姿勢を示し、企業全体の安全意識を高めるため、高齢者労働災害防止対策に関する事項を盛り込んだ安全衛生方針を表明する。
  2. 高齢者労働災害防止対策には、事業場全体で取り組むことが重要であることから、対策を推進するための特定の部署や担当者を指定することは避けるようにする。
  3. 身体機能が低下した高年齢労働者であっても安全に働き続けることができるよう、事業場の施設、設備、装置等の改善を行うが、危険を知らせるための警報音等は、年齢によらず聞き取りやすい高音域の音を採用するとよい。
  4. 高年齢労働者が自らの身体機能の維持向上に取り組めるよう、高年齢労働者を対象とした体カチェックを継続的に行うことが望ましいが、個々の労働者に対する不利益につながるおそれがあることから、体カチェックの評価基準は設けないようにする。
  5. 高年齢労働者は、十分な経験を有しているため、改めて安全衛生教育を行うことは高年齢労働者の自尊心を損なうおそれがあるばかりでなく、長時間にわたり教育を行うことは身体面の負担が大きいことから、最小限の時間と内容で行うことが望ましい。

正解:1


令和6年10月 問16

厚生労働省の「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  1. 経営トップ自らが、高齢者労働災害防止対策に取り組む姿勢を示し、企業全体の安全意識を高めるため、高齢者労働災害防止対策に関する事項を盛り込んだ安全衛生方針を表明する。
  2. 高齢者労働災害防止対策には、事業場全体で取り組むことが重要であることから、対策を推進するための特定の部署や担当者を指定することは避けるようにする。
  3. 身体機能が低下した高年齢労働者であっても安全に働き続けることができるよう、事業場の施設、設備、装置等の改善を行うが、危険を知らせるための警報音等は、年齢によらず聞き取りやすい高音域の音を採用するとよい。
  4. 高年齢労働者が自らの身体機能の維持向上に取り組めるよう、高年齢労働者を対象とした体カチェックを継続的に行うことが望ましいが、個々の労働者に対する不利益につながるおそれがあることから、体力チェックの評価基準は設けないようにする。
  5. 高年齢労働者は、十分な経験を有しているため、改めて安全衛生教育を行うことは高年齢労働者の自尊心を損なうおそれがあるばかりでなく、長時間にわたり教育を行うことは身体面の負担が大きいことから、最小限の時間と内容で行うことが望ましい。

正解:1