代謝

代謝は、体内で栄養素を分解してエネルギーを得たり、身体に必要な物質を合成したりする働きです。

このページでは、「代謝」に関する頻出の正誤パターンを整理しています。
同化・異化、基礎代謝量、エネルギー代謝率、メッツの違いを中心に確認しましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章を、テーマごとに整理しています。

代謝に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

同化と異化

  • 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
  • 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。

栄養素などを分解してエネルギーを得る働きは「異化」です。一方、体内で必要な蛋白質などを合成する働きは「同化」です。過去問では、この2つを入れ替えた誤答が出題されます。

同化と異化、名前だけだとどっちが分解なのか分かりにくいな……。

「異化=分解してエネルギーを得る」「同化=身体に必要な物質を合成する」とセットで覚えると判別しやすいです。

エネルギー代謝率

  • エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。
  • エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。

エネルギー代謝率は、主に動的筋作業の強度を表す指標です。精神的作業や静的筋作業には適用できません。なお、「消費酸素量と排出二酸化炭素量の容積比」は呼吸商に関する内容であり、エネルギー代謝率の説明ではありません。

酸素と二酸化炭素の比って言われると、代謝っぽく見えるな……。

そこは呼吸商との混同ですね。エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表す指標として整理しましょう。

基礎代謝量とメッツ

  • メッツ(METs)は、身体活動の強度を示す指標で、座位安静時の酸素消費量に対する運動時の酸素消費量で表される。
  • 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。

メッツは、座位安静時を基準として身体活動の強度を表す指標です。一方、基礎代謝量は生命維持に必要な最小限の代謝量であり、睡眠中の測定値そのものではありません。

メッツって運動の強さを表す単位みたいなものか。

そうですね。座って安静にしている状態を基準に、運動時の酸素消費量が何倍かで表します。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


試験を選びましょう


令和6年10月 問42

代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
  2. 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
  3. エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
  4. 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。
  5. メッツ(METs)は、身体活動の強度を示す指標で、座位安静時の酸素消費量に対する運動時の酸素消費量で表される。

正解:5


令和5年10月 問40

代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
  2. 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
  3. 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。
  4. エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
  5. エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。

正解:5


令和6年10月 問28

代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
  2. 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
  3. エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
  4. 基礎代謝量は、安静時における必臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。
  5. メッツ(METs)は、身体活動の強度を示す指標で、座位安静時の酸素消費量に対する運動時の酸素消費量で表される。

正解:5


令和5年10月 問26

代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
  2. 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
  3. 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。
  4. エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
  5. エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。

正解:5