視覚

視覚は、労働安全衛生においても重要な感覚であり、視力や視野の異常は作業効率や安全性に影響を与えます。

このページでは、「視覚」に関する頻出の正誤パターンを整理しています。
乱視、視野、暗順応、視力検査などの基本事項と混同しやすいポイントを確認しましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章を、テーマごとに整理しています。

視覚に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

屈折異常(乱視)

  • 角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばれないものを乱視という。

乱視は、角膜や水晶体の形状のゆがみによって、光が一点に集まらず網膜上に正しい像を結べなくなる状態です。近視や遠視とは原因が異なるため、区別して覚えることが重要です。

乱視って近視や遠視の仲間だと思ってたな……。

乱視は眼軸の長さではなく、角膜などのゆがみが原因になる点が特徴ですね。

視野と視力検査

  • 視野とは、眼の前の一点を凝視したときに見えている空間の範囲をいい、一般に、上方及び鼻側は約60度、下方は約70度、耳側は約100度である。
  • 遠見視力の検査は、一般に、5mの距離で実施する。

視野は、一点を見つめたまま見える範囲を指します。また、遠見視力検査は一般に5mで行われることが頻出です。数値を問う問題として出題されることがあります。

視野の角度なんて覚える必要あるのか……。

数値そのものよりも、「耳側が最も広い」という特徴を押さえておくと覚えやすいですよ。

暗順応

  • 明るい所から急に暗い所に入ると、初めは見えにくいが、暗順応によって徐々に見えるようになる。

暗順応とは、明るい場所から暗い場所へ移動した際に、徐々に目が暗さに慣れて見えるようになる現象です。視覚の適応機能に関する代表的な出題テーマです。

映画館に入った直後って何も見えないけど、少しすると見えるようになるよな。

それが暗順応ですね。日常生活でも体験しやすい現象なので覚えやすいポイントです。

眼精疲労と調節機能

  • 眼を使う作業を継続すると、硝子体の厚みを調節するときに毛様体筋の緊張や脳の疲労によって、「目が疲れる」、「目が痛い」などの症状がみられることがある。

目のピント調節を行うのは硝子体ではなく水晶体です。毛様体筋が水晶体の厚みを変化させることで調節を行います。試験では「硝子体」と「水晶体」の入れ替えが典型的なひっかけとして出題されます。

硝子体も水晶体も名前が似ていて紛らわしいな……。

ピント調節に関係するのは水晶体です。硝子体は眼球内部を満たしている透明な組織ですね。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


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令和8年4月 問41

視覚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 遠見視力の検査は、一般に、5mの距離で実施する。
  2. 眼を使う作業を継続すると、硝子体の厚みを調節するときに毛様体筋の緊張や脳の疲労によって、「目が疲れる」、「目が痛い」などの症状がみられることがある。
  3. 角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばれないものを乱視という。
  4. 視野とは、眼の前の一点を凝視したときに見えている空間の範囲をいい、一般に、上方及び鼻側は約60度、下方は約70度、耳側は約100度である。
  5. 明るい所から急に暗い所に入ると、初めは見えにくいが、暗順応によって徐々に見えるようになる。

正解:2


令和8年4月 問27

視覚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 遠見視力の検査は、一般に、5mの距離で実施する。
  2. 眼を使う作業を継続すると、硝子体の厚みを調節するときに毛様体筋の緊張や脳の疲労によって、「目が疲れる」、「目が痛い」などの症状がみられることがある。
  3. 角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばれないものを乱視という。
  4. 視野とは、眼の前の一点を凝視したときに見えている空間の範囲をいい、一般に、上方及び鼻側は約60度、下方は約70度、耳側は約100度である。
  5. 明るい所から急に暗い所に入ると、初めは見えにくいが、暗順応によって徐々に見えるようになる。

正解:2