体温調節

体温調節は、暑熱・寒冷環境への反応や、発汗・血管反応などの仕組みが繰り返し出題される分野です。

このページでは、「体温調節」に関する頻出の正誤パターンを整理しています。
体温調節中枢、恒常性、発汗・不感蒸泄、寒冷時の反応などを中心に確認しましょう。

出題パターン解析

実際の過去問で出題された文章を、出題テーマごとに分類しています。

体温調節に関する記述

正しいものを「」、誤っているものを「」で示しています。

体温調節中枢と恒常性

  • 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
  • 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
  • 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  • 体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
  • 体温調節中枢は、脳幹の延髄にある。

体温調節中枢は、間脳の視床下部にあります。また、外部環境が変化しても体内の状態を一定に保とうとする性質を、恒常性(ホメオスタシス)といいます。

体温調節中枢って、小脳とか延髄って言われると迷うな……。

ここは「間脳の視床下部」で固定して覚えましょう。恒常性はホメオスタシスとも呼ばれます。

寒冷・暑熱環境での反応

  • 甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。
  • 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。
  • 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  • 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。

寒冷環境では、皮膚血管が収縮して皮膚への血流を減らし、熱の放散を抑えます。反対に、暑熱環境では皮膚血流や発汗によって熱を逃がす方向に働きます。

寒いときに血管が収縮するのは、熱を逃がさないためなんだな。

そうですね。「寒冷=皮膚血管収縮=熱放散を減らす」で整理すると判断しやすいです。

発汗・不感蒸泄と熱の放散

  • 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
  • 発汗のほかに、皮膚及び呼気から水分を蒸発させている現象を不感蒸泄という。
  • 熱の放散は、ふく射(放射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。
  • 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
  • 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
  • 不感蒸泄とは、水分が発汗により失われることをいう。
  • 発汗とは、水分が皮膚から蒸発する現象をいい、不感蒸泄とは、水分が呼気により失われる現象をいう。

体表面から水分が蒸発すると、気化熱が奪われて体温が下がります。体重70kgの人では、100gの水分蒸発で体温が約1℃下がる計算です。不感蒸泄は、発汗とは別に、皮膚や呼気から水分が失われる現象をいいます。

10gで1℃下がるって言われると、数字だけで引っかかりそう……。

正しくは「100gで約1℃」です。不感蒸泄は発汗とは別の水分喪失として整理しましょう。

過去問

直近7回の試験で出題された、この科目の過去問を掲載しています。繰り返し演習して、出題傾向と重要ポイントを身につけましょう。

  • 第一種衛生管理者
  • 第二種衛生管理者


試験を選びましょう


令和8年4月 問42

体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
  2. 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
  3. 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
  4. 発汗とは、水分が皮膚から蒸発する現象をいい、不感蒸泄とは、水分が呼気により失われる現象をいう。
  5. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。

正解:4


令和7年10月 問43

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  4. 体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
  5. 甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。

正解:5


令和7年4月 問39

体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
  4. 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
  5. 熱の放散は、ふく射(放射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。

正解:2


令和6年10月 問39

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  4. 体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
  5. 甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。

正解:5


令和6年4月 問44

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
  2. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  3. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
  4. 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
  5. 不感蒸泄とは、水分が発汗により失われることをいう。

正解:1


令和4年10月 問37

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 体温調節中枢は、脳幹の延髄にある。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  4. 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
  5. 発汗のほかに、皮膚及び呼気から水分を蒸発させている現象を不感蒸泄という。

正解:5


令和8年4月 問28

体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
  2. 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
  3. 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
  4. 発汗とは、水分が皮膚から蒸発する現象をいい、不感蒸泄とは、水分が呼気により失われる現象をいう。
  5. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。

正解:4


令和7年10月 問29

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  4. 体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
  5. 甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。

正解:5


令和7年4月 問25

体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。
  4. 計算上、100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。
  5. 熱の放散は、ふく射(放射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。

正解:2


令和6年10月 問25

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  4. 体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
  5. 甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。

正解:5


令和6年4月 問30

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
  2. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  3. 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
  4. 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
  5. 不感蒸泄とは、水分が発汗により失われることをいう。

正解:1


令和4年10月 問23

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 体温調節中枢は、脳幹の延髄にある。
  2. 暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
  3. 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
  4. 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
  5. 発汗のほかに、皮膚及び呼気から水分を蒸発させている現象を不感蒸泄という。

正解:5